ギリホリガール

ギリホリガール

小田急線の屋根が燃えた 〜車内での出来事と小田急のずさんな対応〜

本日、NHKデビューを果たしました。

 

www3.nhk.or.jp

 

この火災現場となった小田急線に乗っており、避難時の映像に映り込んでいました。

実は、人生二度目の火災現場。

初めての時は実家でした。

それ以来、火がトラウマでガスコンロが使えないのに。。

まさかの火災現場遭遇。

厄払いに行かなかったからでしょうか。

 

目次

  1. 火災現場となった小田急線乗車客から見た実際

  2. ニュースから知りえた情報

  3. 小田急のずさんな対応

 

1. 火災現場となった小田急線乗車客から見た実際

私は今日、TOEICのテストを受けに玉川大学に行きました。

その帰り、玉川学園前駅から新宿行きの小田急線各停に乗りました。

一番後ろの車両でした。

テストの後だったので電車でうとうとと眠ってしまい、起きると一時停車をしていました。

その時はどこかわかりませんでしたが、

代々木八幡駅参宮橋駅代々木八幡駅よりの場所で停車をしていました。

どれくらい停車していたかはわかりません。

「安全確認が取れましたので、運転再開します。」

とアナウンスが。

動きだして間も無くのことです。

再度停車しました。

目の前は火災現場です。

ちょうど最後尾の車両が火災現場に横付けしました。

 

「なんでこんな危ないところで止まるんだろう。」

 

車内の誰もが思いました。

消防士さんが大声で何か叫んでいます。

よく聞こえません。

 

「開けろー。」

 

すごい怒っているのはわかります。

どうして怒っているんだろう。

最後尾の車内では現場に最も近かったため、熱を感じました。

 

「熱い。」

 

みんな一斉に前の車両に移動します。

後ろから二番目の車両に移動した時のことです。

 

「みなさん、落ち着いて後ろの車両から降りてください。」

 

と若い女性の車掌から車内アナウンスがありました。

 

「何で火災現場にわざわざ近づかなきゃいけないんだろう。怖い。」

 

私がいた車両の人は誰もが思ったと思います。

しかし、私たちは日本人です。

誰も押さず、かけず、叫ばず(喋らず)で避難を開始しました。

運転席(最後尾なので車掌さんがいるところ)から避難し、

出口が一つで一人ずつしか降りれず、

かなり高いところから降りなければならなかったので、全員避難するのにかなり時間がかかりました。

と言うより、時間がかかりすぎていました。

 

「そちらに避難してください。」

 

消防の人に近くの草むらのようなところに誘導され、案内があるまで待っていましたが何の説明もなくとにかく駅に向かうように警察や消防に促され移動するしかありませんでした。

途中、杖をついたおじいさんがいたので、足場の悪い線路ですから、

職業柄(理学療法士)、介助を申し出ました。

それゆえNHKに顔を出したわけなんです。

 

近くの踏切から道路に出ると、そこはちょうど代々木八幡と参宮橋の真ん中。

どちらに行っていいかも分かりません。

警察も消防も案内できず、困っていました。

とりあえず、新宿方面の参宮橋に向かいました。

 

参宮橋駅ではロマンスカーが停車しており、立ち往生していました。

行列を並んで、改札でどうしたらいいか尋ねると、

 

振替輸送を行っています。タクシーは対象外です。」

 

それだけ?

え?

どこに代わりの駅があるっていうの?

と驚いている間に、私のスイカがピッとされます。

スイカをキャンセルしてくれたんだなと当然思いました。

 

仕方なく、振替輸送を行っていると言う京王線初台駅に向かいます。

徒歩15分。

バカにならない遠さ。

これって振替って言うの?

やっと到着した初台で聞きます。

 

振替輸送できるって聞いたんですけど。」

「定期券内ではないので、対象外です。」

「スイカお調べしますね。参宮橋で降車してますので、このまま普通に改札をお通り下さい。」

 

は?

はーーーーーーーーーーーーー?

振替輸送できるって言われたのに、できない。

京王線に何言ってもしょうがないけど、しかも小田急玉川学園前駅参宮橋駅までお金を取られてるって・・・。

小田急って一体。

どこまで酷いの。

文句の一つでも言ってやりたいと思っていたが、小田急新宿駅を通りかかると、人の山。

もうぐうの音も出ない。

何で、被害者なのに嫌な思いをしなければならなかったんだ。

せめて、ちゃんと説明して欲しかった。

もやもやを残しつつ、帰宅しました。

 

 

2. ニュースで知りえた情報

帰宅後、さすがに気になったので、ニュースを見ました。

ニュースを見て初めて知りました。

 

「あの電車燃えてたんだ。」

 

火災現場から2号車に引火し、車両の屋根が燃えていました。

そんなアナウンスはなかったので、知りませんでした。

 

「ドア開けろー。電車に燃え移った。早く避難しなさい。」

 

消防士さんが叫んでいます。

私たちには伝わらなかった叫び。

 

そして、ニュースを見て分かった、なぜあんな微妙な場所で止まったのか。

ニュースによると、消防に要請を受けた警察が非常停止ボタンを押し、

ちょうど現場で緊急停止してしまったようです。

 

避難には約20分かかったそうですが、

これって遅いですよね?

少なくとも、燃えている何かから抜け出すのに20分もかかったら、

私は被害者は少なからず出るんじゃないかと思っています。

今回被害が出なかったことは、不幸中の幸いと思うしかありません。

乗客約150名?300名?は無事と報道されていますが、

無事というか、、

私たちは電車から降ろされてその後何の説明もなく野ばなしにされただけです。

安全確認なんてされていませんし、その後のフォローもされていません。

 

 

3. 小田急のずさんな対応

私は思いました。

 

現場で緊急停止してしまったのは不可抗力かもしれませんが、

現場での運転手・車掌の対応には口が開いて物も言えません。

必要なアナウンスがされなかったこと、避難に時間がかかりすぎであったこと、

避難後の誘導がなかったこと、後フォローがなかったこと。

挙げたらきりがありませんが、小田急は一企業としてもっとできたことがあったんじゃないかと思います。

 

少なくとも、警察や消防ともう少しうまく連携して対応する必要があったと思います。

小田急のスタッフが事故で現場に何人も集まれるわけはないんですから、

人手を借りるとしたら、災害時は警察・消防とわかっています。

マニュアルはもちろん大手企業ですから、あるんでしょうけども、

マニュアルがあってこの程度の貧弱な対応しかできないんだったら、

マニュアルがなくても動ける社員を育てて欲しいと思います。

それが、多くの人の命を預かる鉄道会社の使命なのではないかと思います。

 

 

私は、今回この記事を小田急のために残したいと思います。

 

つづく