子宮頚がん検診の信憑性
私は一度ASC-Hで要精密検査となり、組織診でCIN1の診断を受けました。
結果自体は大したことはありませんでしたが、それでもすごくショックでした。
今回8ヶ月後に再検査をしたところ細胞診で正常と結果が出ました。
しかし、みなさんご存知ですか?
子宮頚がん検診は100%ではありません。
国立がん研究センターによると、
普通の細胞診では
中等度異形成以上の検出能力は
感度 50-80%台
特異度 70-90%台
です。
感度と特異度
http://www.med.niigata-u.ac.jp/lab/labmed/page3.html
私の場合、今回の結果から20-50%の確率で中等度異形成である可能性があるということです。(上記感度から)
癌の検出能力は
感度 94.7%
特異度 98.9%
なので、私が癌である可能性は低いです。
しかし、中等度異形性の場合でも長期で続けば治療対象となることを考えると、細胞診の結果で一喜一憂できないなと思いました。
ところで、なぜこんな中等度異形成以上に対しての精度にばらつきがあるかというと、各病院での検査に使う器具に問題があるそうです。
専用のブラシやヘラを使わない病院もあり、必要な細胞数に達してなくても無理やり診断をつけなきゃいけないことがあるからだそうです。(サンプリングエラー)
国では2年に1回ですが、個人的には年1回の検診をオススメします。
そして、検診の結果に不安がある場合は違う病院で再検査してみてもいいかもしれません。(セカンドオピニオンのような形で)
また、海外ではHPV検査がスクリーニング検査として使われるので、自費になりますが私はこの検査も受けたいと思っています。
つづく