私が早くワーホリを終える理由 子宮頸がん検診 細胞診ASC-H 組織診CIN1
こんにちは。
ギリホリガールです。
私は1年の猶予があるオーストラリアワーキングホリデーをたった5ヶ月で終わろうとしています。
それはカナダのワーキングホリデービザのためでもあり、単純に寒いのが苦手だからでもあり...理由はいくらでもあるのですが。
とても重要な理由があったことを私自身が忘れていました。
私が日本に帰らなければならない最大の理由は子宮頸がん検診を受けるためです。
タイトルの通りの診断を受けているため、半年に一回の検査が必要なのです。
女性である以上回避できないリスクが誰にでもあり、たまたま私は大きな事態にならずに済みましたが、検査を怠ることで後々大きなリスクを抱えるかもしれないことを多くの女性に知っていて欲しいと思います。
私は検査結果を待っている間、同じ検査結果の人のブログを読み漁りました。
その多くがさらなる不安を抱える素となってしまったので、私と同じような人たちのために不安を少しでも解消する一例として記録を残したいと思います。
それはオーストラリアの出発前のことです。
9/27私は婦人科にいました。
この時の不安は今でも忘れません。
私は不正出血の症状があり、貧血で立っていられない状況でした。
おりものは腐敗臭がしていました。
私は医療従事者なので自分が子宮頸がんの可能性と性感染症の可能性を持っていることを知っていました。
直ちに検査を受け、一週間検査待ちをしました。
その間も不正出血は止まらず貧血で立ち上がれず、生活に支障をきたしていました。
不安しかありませんでした。
常に最悪の状態を考えました。
一週間後でた結果は
性感染症なし
子宮頸がん ベネスダ分類 ASC-H
これが意味することは手術をしなければならない状態の可能性が高いということです。
さらに精密検査が必要となり、さらに一週間結果待ちをしました。
この一週間、
私は自分が癌である、または遅かれ早かれ癌になるということをどう受け入れたらいいか考えるのに必死でした。
一般的に不正出血があり、おりものが腐敗臭がする場合、すでに癌化している可能性が高かったからです。
そして、ASC-Hと診断された人たちのブログを読み漁り、短期間にしろ長期間にしろ彼女たちが100%手術を必要とする状態になっていたからです。
正直、体調も悪い状態で心身ともにボロボロの状態でした。
ワーキングホリデーも無理だと思っていました。
さらに一週間後、
すでに全てを諦めかけていた私に届いた結果は
子宮頸がん CIN分類 CIN1
HPV16 感染
これが意味することは、前癌病変の軽度の状態で今すぐには手術を必要としないが、将来的に進行する恐れがあり定期検診が必要ということ。
また、1番子宮頸がんのリスクが高いヒトパピローマウイルスの16型に感染しているということ。
知っています。
一喜一憂できる状態でないことを。
将来的に確実に手術を要すること。
知識のない人にアバズレ扱いされる可能性があること。
それでも、この時にもらった抗生剤が効いて症状がすっかりなくなり少しずつ元気を取り戻した私は、将来の不確かな何かを心配するより、目の前に見える大切なものに焦点をあてていこうと決意しました。
1ヶ月寝込んでしまったため、体力を戻すのに1ヶ月はかかりました。
少しずつ体力は回復し、無事にワーキングホリデーに出発できたわけです。
メルボルンに来てから一切の症状もなく、健康に過ごしていたため、私は自分が子宮頸がん検診のために日本に帰らなければならないことを忘れていました。
ある日の母親との電話で、検診の予約をとるよう母から言われ思い出しました。
何かに夢中になることで、不確かな何かを心配する余裕がなくなります。
とても良いことです。
病は気からとよく言いますが、その通りだと思います。
私は日本に帰ってから受ける検診結果が悪くないことを知っています。
それは今とても健康であり、癌になる暇がないからです。笑
とにもかくにも、検査は必要なので受けますが、以前のような心配はなくなりましたし、もし手術が必要でも以前のように取り乱したりはしません。
ワーキングホリデーを通して鈍感力(友人の言葉を借りています)が磨かれたのではないかと思います。
また、前癌病変で見つかり手術可能であれば少なくとも癌ではありません。
もちろん、手術をすることで流産のリスクが上がってしまいますが、命には別状はありませんし出産も可能です。
人は恐い何かから逃げる能力を持っています。
日本人は極端にこの能力が低いように感じます。
我慢が美徳の社会⋯私は嫌いです。
言いたいことは言って、それで嫌われるなら諦めて、 自分のダメな部分を認めてあげられる、そんな人になりたいです。
少しでも女性の役に立ちますように。
今後の経過も記載していこうと思います。
つづく